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2015年も終わりに近づいてきました

気が付けばあっという間に今年も終わろうとしています。
文フリのレポを上げてなかったですね…(汗)文フリではブルーバードタウン・リバイバルへの感想を頂きまして、ありがとうございました!
今年も一年、ありがとうございました。イベントでお声掛けいただいたりかまっていただいたり、オンライン上でもお話できたり、楽しかったです。いつもありがとうございます。
来年ものんびりめになりそうですが、楽しく活動できたらなと思います。どうぞよろしくお願いします。

今年の目標をふりかえってみたのですが、忙しさにかまけてあまり達成できていないのが残念です。ただ好きなものにとことんはまる、というのは達成できたなと思ってます。

今年書いたものを月ごとに振りかえってみます
*1月~3月くらいまで 
エンドロールの向こう側

「カット!」
 撮影現場に監督の鋭い声が響いた。その言葉ひとつで、ぴんと張りつめていたスタジオの雰囲気がふっとほどける。
 それぞれの役を演じていた役者達も、ひとつ間を置いて役から表情が抜けていくようだ。
 静寂な空間がほどけて、スタッフ達が動きだしたり、指示を出す音で満ちていくスタジオ。
 スタジオの中央部にはセットが組まれていた。セットは石造りの部屋の一部だ。古びた石の壁、埃をかぶった本棚、古い装飾をされた木の椅子。
 急に動き出した空間で、カイン・ファウストはその場に立ち尽くしていた。頭の中は真っ白になっていて、言葉さえも浮かんでこない。
「……イン、カイン?」
 目の前でひらひらと手を振られて、ようやく我に返る。気が付くとフレデリック・ハルフォードが困ったようにカインの前で手をひらひらと振っていた。彼の短い灰色の髪がふわりと揺れている。彼の目は、役の人を馬鹿にして楽しんでいたり、人を見下しているようなものではないことに、カインの気持ちが現実に戻ってくる。

…楽園の子供達パロディ。楽しかったです。

*3月
青藍に咲く

 久しぶりに見たあのひとは、かつてのあのひととはまったく違う顔つきになっていた。
 幼い頃を過ごした社に戻り、この社の「神」である久輝に久しぶりに会った時、向けられたのは、激しい敵意の視線だった。
 冷え冷えとした、鋭利な印象を持つ顔。鋭い青年の眼差し。かつてと全く同じ顔なのに、彼から受ける印象は真逆だ。
 少女、明夏は、暖かいまなざしで久しぶりの再会を喜んでくれるとばかりに思っていたので、そのことにひどく動揺していた。彼は動揺している明夏を置いて、ふいと顔をそらすと、そのまま奥にある彼の部屋へと戻ってしまった。
「ごめんなさいね。絹華様が亡くなってから、ずっとこんな調子で」
 明夏の斜め後ろから細い声が聞こえてきて、明夏はなんとか意識を戻す。振り返れば、小さい頃からお手伝いとして社に住み込みで働いている小夏が、申し訳なさそうに眉を下げていた。
「いえ、小夏さんは悪くありませんよ」
 明夏は辛うじて動揺から立ち直ったものの、それでも心細くなってしまったのだった。

…創作クラスタお茶部 部誌提出作品。今年一番心に残ってる作品です。

*7月~9月くらい
受け継ぐものたち(改稿)

 新幹線が速度を落としながらホームに滑り込んでいく。
 日馬未貴は、停車した新幹線の座席から、ゆっくりと立ち上がった。ちらりと窓に目を向けると、栗毛のボブに茶色の目をした不機嫌そうな顔が見え、顔をそらす。
 周りでは乗客がそれぞれ下車する準備をしている。その喧噪に包まれながら、未貴はボストンバッグを片手に、ドアへと向かった。駅のホームに掲げられている看板には、彼女も話でしか聞いたことのない駅名が掲げられている。
 初めて降り立った駅のホームは、同じ国であるようなのに、異国のような感覚を覚えた。かおりが違うからだろうか。そんなことを考えながらも改札を通り抜け、あちこちを見回す。予定ならば、ここに未貴をむかえに来てくれる人がいるはずなのだ。
 不安に駆られながらも、きょろきょろと見回していると、ひとつのスケッチブックが目に入った。そこには未貴の名前が書かれていた。

…初稿は3年ぐらい前に書いたものにかなり手を入れました。ものすごい時間かかってる!

*6月~10月
たそがれに叫ぶ狗 はじまりの音

主を持たないと思っていた紺(こん)のもとに、唐突に主となる男は現れた。


紺が働いている審問庁は、権威を振りかざすかのような歴史ある建物である。
黒々と磨き上げられた廊下ははじめて来たものを威圧するだろう。廊下を行き交う人は、半分が紺と同じ憲兵隊員、残りが紺たち憲兵隊員を使う立場の審問官だ。
ただ、すれちがう隊員はほとんどが男で、紺のような女の隊員はめずらしい。そのため、やたらと視線を向けられる。はじめは慣れなかったが、もう今となってはなにも感じなくなっていた。
紺は、行き交う同僚や上司たちに会釈をしながら、奥の部屋へと向かっているところだった。
…現在サークル内で進めている主従企画の短編。今次回作書いてます。

他にもストリエさんに投稿した作品とか手直しをした作品とか二次とかもちょこちょこやってますが、いつもの年にくらべればすごく少ないですね…。手帳が白紙の部分があるせいかもしれないのですが。
プロットだけで終わっているものもあったりとかで、そういう年なのかも?しれません?
来年もうちょっと頑張れたら良いな~と思いつつ…。
良いお年をお迎えください!
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